イかれた衝動
怒りで指先の体温が無くなるような場所に留まり続けることはないと思った。こんなにいいお天気なのに、桜は満開なのに。わたしは何故こんなに小さな壊れた会社で心まで壊そうとしているのか。
心に翼を
何か本を読まなくては、何か優しい本を読まなくては!!慌てて会社を飛び出し図書館へ行く。春の!平日の!昼間の!図書館の素晴らしきこと、穏やかなこと。怒りに震えた指先が体温を取り戻していく。息ができる。
帰ろう。
ようやく正常な頭に戻った。そうです。本を借りてもう帰りましょう。解決策はそれだけです。